【スウェーデン】イラスト展示チャレンジ(春のアートサロン挑戦②)

Ryoko's drawings

Hallå! (スウェーデン語でこんにちは。英語のHelloです!)

現在はスウェーデン在住でスウェーデン語を勉強しながら日々奮闘しているアラフォーです。

「絵を描いていたい」という本当の自分を大切に。でもいきなり大きな変化は生み出せないマイペースな自分。モヤモヤすることも多いし、外国人として住むスウェーデンで、どこまで自分の好きを追求できるか悩みながらの日々をおくっています。

前回のおはなし

ある日、いつものようにソーシャルメディアをスクロールしていたら、たまたま目にとまった広告がありました。春のアートサロンのイベント。プロ・アマチュア問わず、だれでも参加費を払えば展示&販売のチャンスがあるらしい。詳細はちょっとよく分からなかったけれど、スウェーデンで自分のイラスト展示にチャレンジすることにしました。

前回の記事、春のアートサロン/Vårsalong 参戦の第1章、準備編はこちら。

実際に自分の描いた絵を登録&提出しに行ってきた

木曜日。レストランでのランチ時間の接客そして片付けが済んでから、ちょこっと買い物へ行き、自宅に戻ってシャワーを浴び、掃除を少しして、外出の支度。すでに動きっぱなしの1日でしたが、その夕方、電車に乗ってアートサロンの会場へ向かいました。

会場は町の中心になく、少し離れた場所。もともと工場だったような場所で、いくつかの企業や組織が分割して利用しているようでした。夕方に行けば尚更ひとけのないようなエリア。会場に近づくにつれて緊張感が増してきました。

もうすぐ着くなと思った時に、ソーシャルメディアで見たのと同じ広告が見えて、建物から人が何人か出てきたのです。「お!すでに何人か、自分の作品を登録しに来た人たちがいるんだな。建物の中にいろんな人がいるなら、あまり緊張しないかも?」と思って足取りが少し軽くなりました。

白い壁で明るい雰囲気の会場内へ入ると、すでに持ち込まれた作品が複数置かれているのがあり、目の前ではまさにご自身の絵画を手に、会場のスタッフと話している人がいました。また、壁に沿って机が3台ほど並んでいて、各机にスタッフがスタンバイ。登録のステップごとに、それぞれの役割を担っていました。私はまず入り口にいちばん近い手前の机に座るスタッフに挨拶。 ”Hej hej!(ヘイヘイ!)” (=こんにちは!)

すると、あちらも「ヘイヘーイ!」と笑顔いっぱいで迎えてくれました。

スウェーデン語会話できたかな?作品登録の流れ

まず、登録の流れは以下の通り。

①用意された用紙に自分の名前を記入
②登録料の支払い
③登録番号を受け取る
・・隣のデスクへ移動・・
④登録番号を伝える
⑤自分の名前、メールアドレス、電話番号を伝える
⑥展示したい作品の種類、作品名、値段を伝える
・・隣のデスクへ移動・・
⑦展示のアレンジをする担当者に作品を渡して完了

ステップ①〜③ 自分の番号をもらうまで

①〜③の担当者さんとの会話は難しくなかったのですが、最初の名前の記入用紙の説明だけが何言われたのかわかりませんでした。この団体にはメンバーシップ制度があり、イベント内容によっては、会員とそうでない人とでは参加費用に違いがあったり、会員だけが参加できるイベントがあったりするので、それに関する説明かもしれないと思い、名前を書くのを少し躊躇しました。

結局、「何を言っているんだろう、どう聞き返そうかなぁ」と思っているうちに、どんどん話が進んでしまいました。でもそのうちに、なんとなく「今回参加したい場合はここに名前を書けばいい」ということがわかってきたので、わからなかった部分はそのまま流して自分の名前を記入しました笑。

本当は、言語学習者がわからないことをそのままにするのはよくないのですが、あまり生真面目に何度も聞き直したり、英語で言ってもらったりするのは今回避けたかったというのが言い訳です。一度でも英語で説明し直してもらったりなんかすると、それ以降会話の全てが英語になってしまうこともありますよね。それを避けるために、なんとしてでも私の少ないスウェーデン語のボキャブラリーで通したいと思っていました。

登録料を支払うと、私にふられた番号のシールをもらいました。「はい、これでお隣へ」と言われ、そのまま体をスライドさせて、お隣のデスクの担当者さんに笑顔で ”Hej hej!(ヘイヘイ!)” 。この方は、「はい、いらっしゃーい」といったような雰囲気で ”Nu kommer du till mig!”(=私のところへ来ましたね!)と陽気に迎えてくれました。

ステップ④〜⑤ 個人情報の登録

ここでの担当者さんは、パソコンに必要事項を登録する作業を担当。

日本人の名前はスウェーデン人には馴染みがないですし、さらに私の名前 Ryoko はどう発音していいかわからないみたいです。デンマークでもそうでしたが、「ろぉーよぉーこぉぅ」と読まれることが多いです笑。また、スペルを教える前に音だけ伝えると「よぉーこぉぅ」と聞こえるみたいです。

というわけで、名前を聞かれ、伝えましたが「???」が彼女の表情から読み取れたのですぐに「書きましょうか?」と言いました。私も名前のつづりをアルファベット、スウェーデン語の発音で言える自信がないので、書いてスペルを見せるのがいちばん手っ取り早かったのです。

ステップ⑥ 作品の登録

額に入れた作品は、てぬぐいにくるんで大切に持っていきました。ポストカードや名刺の出番はなかった笑!

いよいよ、作品を見せるとなった時に、私は前回のブログ記事にある2つ、両方とも見せました。私の勝手な印象ですが、「ほぉー!こうきたかぁ!」みたいなリアクションをいただきました。そうです、きっとアートサロンで見るにはめずらしいタイプの作品だったのでしょう。見るからにその会場には私のような線描きと色塗りで仕上がった作品がなかったのです。油絵らしい絵画が多く、それから画材は不明ですが、キュービックな絵画、それからフォト作品があるのが見えました。

私は、「実はどちらがいいか選べなくて、、、1人1作品だけの展示ですよね?」と聞きました。前回のブログ記事で予想した、「1人1作品だけ」という情報は確かでした。それから、選べないということについて、その担当者は周りのスタッフを呼び、意見を聞いてくれました。結果、カフェ&ベーカリーの絵が ”Roligt”(=おもしろい/楽しい)ということで、その絵を登録することに決定。

「作品名は?」と聞かれ、私が「あぁ〜、、、それね、」と言っている間に「”Kanelbulle(カネルブッレ)”(= シナモンパン)にする?うふふ」と担当者本人なんだか楽しそうでした。私はカフェ&ベーカリーの店名をそのまま作品名にしようかと思ったのですが、なんか「カネルブッレ」の方がどんな人にも馴染みがあってわかりやすいし、かわいいかなと思いなおし「そうですね、それがいいでしょう」と返事をしました。

最終的に、この作品を選んでもらいました

そしてやってきました、最後の難関(?!)。値段のお話です。自己肯定感低めの私がつけるなら、参加費と額付きというのを考慮して、300 KR(スウェーデン・クローナ※2026年4月時点で 1 KR = 約17円)。でも「”自分を大切にしよう” キャンペーン期間中」なので少し頑張って、450 KR と決めていました。ですが、いざ聞かれたら「450」という数字が口から出にくいこと、出にくいこと、、、。口が固まって、その数をなかなか言えなかったんです笑。

勇気をふりしぼって(って、大袈裟に聞こえるかもしれませんね)、450 KR と言うと、今度は担当者が少し固まったように見えました。そんな彼女を見て私は、「え?何?ダメ?高い?これでその値段つけるとは随分と自信過剰だなって思われた?!」と、急に気まずくなったのです。他のスタッフもまだそこにいました。ここからです。私のスウェーデン語力が限界に達したのは笑。

みなさんそれぞれ何やら言い出して、、、とりあえず私は「もっと安くした方がいいですかね?値段のこと考えたことなくて、、、」と聞くと、担当者の相談役になっていたスタッフの1人が ”Nej nej nej nej!!!(ネイ ネイ ネイ ネイ!!!)”(= だめだめだめ!!!)と猛反対。私は混乱しました「え?何?そうなの?これがアートの世界なわけね?」とドキドキしていると、もう1人が私たちの輪に近づいてきました笑。そしてスタッフのみなさんが彼にも相談したようでした。

この時のみなさんの会話の詳細は、ほとんどわかりませんでした。ただ、最後にやってきた方が「おぉ!いいじゃないか!」と言って作品を手に取り「ニッティ・フェムくらいじゃないか?」と言ったように聞こえたのです。私はさらに混乱しました笑。「え?何?ニッティ・フェムって、95?95,000クローナなわけがないよね爆!じゃあ何?95クローナ?」訳のわからないまま、そこでのざわつきが終わり、最後に作品を渡して手続き完了。ちーん。

結局、私が行った価格が登録されたのか、彼らのアドバイスによる価格(いくらかわからないですが、、、)が登録されたのか、謎が残るまま、「まぁいっか!」とこの日のチャレンジを終了させました。

そして最後は町を少し散歩して、スーパーで買い物をして帰りました。以下は、その時の静かな町の様子です。

カラーと文字のフォントがお気に入りの建物。いつか描いてみたい。

今回の学び

帰りに自分へのご褒美にチョコレートを与えた笑

今回の課題か、事件か。「ニッティ・フェム」案件と呼びましょうか。この音が聞こえた時、私はもっと突っ込めば良かったのです。「95クローナですか?」って聞いてみればよかっただけのことでしたが、なんだかみんなさんが、私の絵を真剣に見てくれて、楽しんでくれて、そこで少しお腹いっぱいになってしまったんですよね。

あとでサンボに相談しました。もし私の耳が正しくてそのスタッフが「95クローナ」と価格を付けたなら、ちょっとひどい話だと。あちらが冗談のつもりでも、こちらは笑えない、と。

でも、どうしてもそういう悪い冗談を言っているような雰囲気には感じられなかったと私が伝えると、もしかしたら「ニッティ・フェム」ではなく、「ニィーェ・ティル・フェム」の可能性もあるかもという話も出ました。「ニィーェ・ティル・フェム」だと ”9 till 5”(9から5)ということで、「450 KRじゃなくて 900 から 500 の価格を付けられるんじゃない?」というアドバイスだった可能性もあるのです。

英語もそうかもしれませんが、スウェーデン語は会話の中で、2〜3単語が1単語に聞こえることが時々あって、聞き取りに苦労することがあります。今回もそのパターンだったかもしれません。「ニィーェ・ティル」つまり ”9 till 5” が「ニッティ」つまり ”90” に聞こえた可能性。さて、真実は、、、????

そして、実際みなさんが私の意思を尊重して450 KRで登録したのか、その他の価格で登録されてしまったのかは、アートサロン開催日当日に判明するでしょう。

こうやって、謎は残るままで少しモヤりますが、失敗から学びや気づきが得られますね!

アートサロン当日への心構え&まとめ

「春のアートサロン」お披露目会は、土曜と日曜の 11:00 〜 15:00 。私が「土曜は仕事があり、11時にきてもすぐ帰らないとならない」とスタッフに伝えると、日曜日の15時に自分の作品を取りにきてくれさえすればいいとのことでした。

もしも(もしも、もしも、もしも、、、、!)買いたいという人が現れ、私が会場にいなければ電話してくれるとのこと。いやぁ、、、電話苦手なんだよなぁ。まぁ、万が一そうなってもなるようになるでしょう、と思うしかないです。

私は土曜のオープン時間に顔を出して、他の作品と自分の作品がどんなふうに展示されたかをぜひ見てみたいと思います。チャンスがあったら興味ありそうな人に名刺を渡したいなと思っています。日曜日は長めにいようか考えていますが、どれだけの来場者が来るかわからないですし、主催スタッフと世間話やアートの話ができるほどのエネルギーがあるかはまだなんとも言えないので悩みます。でも他のアーティストさんもいれば、少し話してみたいです。

今回は申し込みに行っただけでしたが、とても緊張したし、アートの世界を垣間見て興奮しました。自宅に戻ってこの日のことをサンボにベラベラしゃべって「今日はとっても楽しそうだね!」と言われたぐらいです。

それからスウェーデン語のトレーニングにもなりました。レストランでの仕事は体力消耗になるけれど、地元の人との短い会話が度々あるので、おかげでスウェーデン語会話に飛び込むのに極度な緊張をすることがなくなりました。失敗してもいいやと思えるようになりました。でも、まだまだリスニング力と、ボキャブラリーが足りないので、自分で勉強もしなくちゃ!と改めて思います。

さて、長くなりましたが、最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございます。次の「春のアートサロン挑戦」最終章も楽しみにしてくださると嬉しいです。是非また気軽にこちらのブログへ遊びにきてください!

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