【スウェーデン】イラスト展示チャレンジ(春のアートサロン挑戦①)

Ryoko's drawings

Hallå! (スウェーデン語でこんにちは。英語のHelloです!)

現在はスウェーデン在住でスウェーデン語を勉強しながら日々奮闘しているアラフォーです。毎度のことになりつつありますが、今回もまた「久しぶり」のブログになってしまいました。

さて、インスタグラムには少し投稿していましたが、スウェーデンにも春がやってきました。デンマーク生活も含めたら、私が北欧で連続して春を迎えるのは、今年2026年で5年目です。その5年目にして初めて、自分が参加できそうなアートイベントが春にあるということを知りました。しかもソーシャルメディアの広告によって。スマホの使い過ぎに気をつけないとと思っていますが、この時は、ソーシャルメディアの存在とアルゴリズムに感謝したくらいです。暖かくなってくると夏の計画に気持ちが行きがちで、つい見逃してしまうイベントが意外とあるかもしれませんが、スマホも使い方とタイミングで、自分が惹かれるイベントを見逃さずに済んだりしますね。

というわけで、とあるアートイベントに参加することを決めました。上にある最初の写真は、会場がある町の景色です。

私の絵をスウェーデンで他のアーティストさんたちと一緒に展示できるチャンス。本ブログでその様子をお届けします。きっとスウェーデン語やアートの知識が足りなく、何かやらかしてしまうこともあるかもしれません笑。もしそうだとしても、それも含めて。アートイベント参加の経験を3本立てでお送りする予定です。

今回の準備編から、申し込みの経験談、そしてイベント当日の経験談が少しでも、どなたかの参考や面白い読みものになると嬉しいです。

春のアートイベントを発見

3月の終わり頃、いつものようにインスタグラムをスクロールしていたら、おすすめで流れてきたあるひとつの投稿。スウェーデン語でしたが、アート系だということは見た目からわかりやすかったし、開催地も電車で20分程度の場所だとわかりました。

それから、 ”INBJUDER” の文字と ”ÖPPEN VÅRSALONG” が目に止まりました。 ”INBJUDER” は「招待する」という意味。そしてイベント名に ”ÖPPEN” (=オープン)とあると、だいたい一般向けで誰にでも開かれているイメージ。それから ”VÅRSALONG” を「ゔぉーるサロン?」と声に出して読んでみたところ、「むむ!春のサロンかな?サロン?サロンってなんだっけ?アート関係でオープンになっているとは・・・」と気になったので、投稿内容を詳しく読んでみました。

どうやらこのイベントでは、出展登録に150 KR(スウェーデン・クローナ※2026年4月時点で 1 KR = 約17円)を払えば、プロ・アマチュア関係なく誰でも展示できるとのこと。ただ「その作品は売りものになることが前提」であること。これをどう捉えるかはよく分からないのですが、作品によっては売りたくないものもあるでしょうね、きっと。誰かのためか自分自身のために特別に制作したものだったり。私は「え?!売れるチャンスまであるの???まぁ〜、欲しい人がいれば、、、の話だろうけどね。」と思って半ば興奮。

そもそも、なんて良心的な参加費用。情報を読み込んでいくうちに急にドキドキワクワクし始めました。これなら、私でも参加できるかも?ですが、このイベントが実際はどんなものか、どんなふうにアート作品が展示されるのか、全く分からず。過去に開催されたこのイベントの写真か何か情報が欲しいと思い検索してみましたが、見つからず。開催される「アートハウス」という施設の内観だけ、写真で少し雰囲気を掴むことができた程度でした。

そもそも、「サロン」って美術用語で何なの?これを理解するのが一番大事そうですよね。

というわけで調べてみました。

アートイベント Vårsalong とは?

Vad är en konstsalong?

En konstsalong är en jurybedömd utställning. Konstnärer ansöker om att få medverka genom att skicka in arbetsprover. En jury väljer sedan ut vilka som slutligen får visa och sälja sina verk under utställningen.
Konstsalonger har en lång tradition bakom sig. De första salongerna där urvalet gjordes av en jury kom redan på 1700-talet i Paris.

(ウプサラの自治体サイトより抜粋:https://konstmuseum.uppsala.se/utstallningar/tidigare-utstallningar/utstallningar-2022/upplandsk-salong/vad-ar-en-konstsalong/

「アートサロンとは?」(※本ブログ著者による翻訳です)
アートサロンとは、審査のある展示会です。アーティストは、作品サンプルを送り、参加を申し込みます。そして最終的に審査員によって選ばれた作品が、展示および販売されるというものです。 アートサロンの伝統は古く、最初のサロンが、すでに1700年代のパリで審査員によって開催されていました。

なお、日本には「全日本アートサロン絵画大賞展」というものがあるようです。今年で第35回らしいですよ!もっと早く知っていればチャレンジしていたかもしれません。そのサイトによれば、「6名の審査員が予備審査なしで全作品を直接審査」とあります。また、以下のようにも書いてありました。

あなたの作品を東京・六本木の国立新美術館に展示しませんか?

絵を描くことを楽しみとする皆さまに発表のチャンスを提供し、絵画ファンの拡大を目指す「全日本アートサロン絵画大賞展」。初心者からベテランまで、絵が好きな方なら応募資格は問いません。

(全日本アートサロン絵画大賞展サイトより抜粋:https://art-salon.jp

サロンによっては、申込は誰でもできるけれど選ばれた作品しか展示してもらえないという伝統的なサロンもあるかもしれませんね。詳細は分かりませんが、ストックホルムなど大都市でもあるみたいです。そうしたところだと自分の作品が他の優秀な方々の作品に簡単に埋もれてしまいまそう。。。こうやってネガティブになりがちな私には、地元や近隣のような小さな町で開催されるサロンがチャレンジしやすいかもしれません。

アートだけでなくスウェーデン語への挑戦でもある

サロンとは何かを調べたものの、開催組織によってルールや展示方法、条件、規模などが若干違いそうなので、やはり今だに、私が見た広告のサロンはどんなものか「?」が残ります。とりあえず、思い切って参加しようとは思いました。

そこで実際に、この主催団体にまだ枠は空いているかと問い合わせをしてみたところ、「事前の申し込みは不要なので、開催日の2日前に作品を持って登録に来てくれたらいいですよ」とお返事をいただきました。

メールでしたが、スウェーデン語で問い合わせをして、スウェーデン語でお返事をいただいた、、、という現地で住むからには当たり前のこの出来事ですが、これにより、実際の申し込み時やイベント当日などではスウェーデン語祭りになるんだろうなぁと緊張感が生まれたのでした。

さて、調べたところによると、あまり広そうでもない開催スペース。「まぁいいか、きっと小さな町ならではで、あまり参加者もいないのだろう。私もゆるくいこう」そう思い、何を描こうか考え始めました。

春のアートサロン参加に向けて考えたプラン

初めは、ひとり何点でも出展できるのかと思い、どんな作品を作ろうかあれやこれやと考えていました。スウェーデンの今住んでいる近隣のエリアの誰もが分かるような景色を2〜3点。それから、せっかく日本人なので、書道を少し制作できるかな、と。

私はこれまでデンマークの絵を中心に描いてきたので、デンマークの絵であれば、すぐにでもお見せできるものがありますが、スウェーデンの絵はあまり多くないのです。そして、正直な話、デンマークでたくさん感じた「わぁ〜素敵だなぁ〜。このシーンを描きたいなぁ〜」という、ときめきのようなものは、スウェーデンに来て以降あまり感じていないので、描きたい衝動にかられるタイミングも実はなかなかありませんでした。

でも、自分の人生をいろいろと考えていた時に、「やっぱり絵を描いて暮らしたい」という思いに戻ったのです。なかなかチャレンジングなことですが。。。そして、それとともに「今住んでいるスウェーデンが、自分が今後長く腰を据えて生きていく場所であるなら、もっとスウェーデンを描こう」という思いも自然と生まれました。これは、「あぁ〜デンマーク!好きだなぁ!私が見たこのシーン、あのシーン、描きたいなぁ!」というのとはまた少し違う感情で、スウェーデンの社会ともっと繋がりを持ちたいという思いのあらわれかもしれません。

それに、デンマークの景色を見て、どれだけのスウェーデン人が興味を持ってくれたり、笑顔になってくれたりするでしょうか?もしかしたらスウェーデン人にも人気の旅行先、イタリアの景色の方がデンマークの景色より見たいかもしれませんよね。でも、まず、スウェーデンの景色なら、私が引っ越してきた国だし、主催者や展示を見に来る人たちの国だから、少なくとも一瞬でも興味を持ってくれるでしょう。と前向きに考えました。

そうして、まずは自分が撮った写真の中から、前から描いたらどうなるかなぁとぼんやり思っていた景色&シーンを数点選びました。

春のアートサロンにむけて実際にできた作品

実際にできたのは、2点のガッシュ画。書道は今回諦めました。時間や気持ち的に余裕がなかったのも大きかったのですが、イベントの案内をよくよく読み返したら、申し込み費は作品1点しかカバーしていないのではないかという読み方ができたためです。

案内にあった本文は次のとおり。

Alla som önskar är välkomna att ställa ut ett verk, ・・・

(※本ブログ著者による翻訳です)
希望される方、どなたでも作品を展示いただけます

案内を読み直して注目したのが “ett verk” 。英語にすると、 ”a work” で「ひとつの作品」となると思ったんです。そこでネイティブに聞いたところ「そうだね、作品1点だけみたいだね」と同じ解釈をしていました。以前問い合わせた時にあわせて聞けばよかったとちょっと後悔しましたが、また聞くのもちょっと面倒だったので、もう「なるようになるだろう!」と思い切ることにしました。

こちらが描いたものたち。すでに後悔しているのが、水張りをしなかったこと。だから紙が波打っています・・・涙。私は美術の学校などで専門的に学んだことがなく、普段のお絵描き時間に水張りの習慣も持っていません。デンマークのフォルケホイスコーレでとったアートのコースやスウェーデンでの生涯学習・水彩画コースでは、水張りなどの技術の説明なしで絵を描く楽しさをメインに学ぶようなものでした。調べると、絵が完成した後からでも紙を平らにする方法があるようなのですが、今は失敗が怖いので、今回のイベントが終わってから試してみます。売れずに手元に残ればですが(←ポジティブでいるよう頑張っている笑)。

描いた作品
水張りしていないので紙がポコポコしている涙

提出日までにした準備(結局、作品以外何を用意したらいいかわからないけど用意してみる)

ポジティブに考えると言えばですが、最初はサロンの意味もよくわかっていなかったので、「もしかしたらクリスマスマーケットみたいに1人1台、小さな机みたいなものが与えられて、そこでポストカードなんかも売れるんじゃない?」など的外れなことも考えていました。今考えると恥ずかしい笑。

そういうわけで、ポストカードやステッカーなども作ろうとしていました。出品してもいいかも分からない中、さすがにどれもこれも用意するのは、時間と予算が合いませんでした。でも、勢いで少数だけ、ポストカードを作っちゃいました。4種類。あとは名刺も。名刺ぐらいは誰かに渡す機会があるかもしれないですよね。たぶん98%の確率でポストカードは販売できないだろうなと予想しています。どうなるか、次回の投稿でお話します!

作ってみたポストカードたち

あと、これも問い合わせの時に確認すればよかったのですが、額は持参すべき?そして売ることができるなら、額とセットで?これも聞かずじまいで、作品持ち込みの日がやってきてしまいました。

不明点が多いのですが、自分の作品を額に入れたことはほとんどなく、いい機会だと思ったので、作品は額に入れて持っていこうと決めました。

額を利用する経験がこれまでほとんどなかった
慎重に絵を入れてみました
額に作品を入れた様子1
額に作品を入れた様子2

あとは申し込みしに行く際、どうにかスウェーデン語でやり切りたいと思うのですが、果たしてどんな未知のワード(日々の暮らしで登場しない単語)たちが出てくるのでしょう。きっと動揺しっぱなしになって英語もつかうかもしれませんが、とりあえず、きちんとコミュニケーションがとれたらいいなぁと思っています。

提出日へ向けて&まとめ

このブログを投稿した日の夕方に、自分の作品を持って電車に乗り、開催場所で申し込みをしてきます!予想通り1点しか出展できないのであれば、描いた2点のうちどれかを選ばなければなりません。一方は風景画、もう一方はカフェ&ベーカリーでカルダモンパンとシナモンパンが並ぶカウンターの様子。選ぶのが難しいのですが、申し込み時の雰囲気で決めようと思っています。

今回の記事が、どなたかの目にとまり、興味を持っていただけたら嬉しいです。絵の活動まで応援していただけたらもっともっと嬉しいです。ここまで読んでくださりありがとうございます。スウェーデンで暮らすアラフォーの奮闘記、今後も続きます。また読んでいただけますように!

タイトルとURLをコピーしました