スウェーデンの語学学校こうして修了

スウェーデン生活

Hallå! (スウェーデン語でこんにちは。英語のHelloです!)

前回、しばらくぶりに新しい記事を投稿しました。スウェーデンで生活立て直し中のアラフォーです。

前回の記事では、どんな語学学校に通っていたかについて書きました。引っ越した年の秋に格安で中古自転車を運良く手に入れたので、学校へはいつも自転車で通っていました。片道15~20分ほど、晴れた日は気持ちのいい通学でしたが、もちろん冬のくらーい曇りの日も、強風の日も、雨の日も雪の日も、、、アラフォーながら、よく頑張ったと自分を褒めたいです。結構、緩やかな坂道があってそれがまた地味にきつかったんですよね。

さて、文字通り汗をかきながら通った語学学校も無事、修了することができました。今回は、修了までの経緯、語学力が上がったと感じたか、どんな試験対策をしたか、などについてお話ししていきたいと思います。

これからスウェーデンで語学学校 SFI に行こうとしている方、全国試験を控えている方などの参考になれば幸いです。

長期休み明けに起きた不思議なこと

私が SFI を始めたのは11月だったので、修了まで年末年始をはさみました。学校の年末年始休暇が約2週間、また日本への一時帰国も約2週間。合計で約1ヶ月ほど学校へ行かない期間があったのです。学校へ戻ったのは、1月17日。この日は通常授業とは異なり、読んだ本のストーリー要約と読書感想を発表する日でした。

事前にこの日の予定が分かっていたので、日本滞在中は、1人になれる時になるべくスウェーデン語のポッドキャストを聞いたり、課題の読書もしていました。あくまで「できる限り」やっていたことなのであまりストレスはなかったですが、少しでもやっていてよかったと心の底から思いました。

なぜなら、しばらく現地の生スウェーデン語からはなれていたにもかかわらず、なんと戻ってから「私、みんなが言っていること前より聞き取れる!分かる!」と実感できたからです。不思議でたまりませんでした。おもろい効果だなとも思いました。読んだ本についての発表は、緊張はしたものの苦痛ではなかったのです。私の発表に対して先生が質問してきたことも、何を問われているか分かって嬉しかったのを覚えています。この効果は学校外でもありました。例えば、言語カフェでの予想できない会話が発生するタイミングでも前より断然聞き取れるようになっていました。

英語勉強中はよく、英語漬けがいいなどと聞くこともありますが、浸かりすぎているとマンネリ化して語学力が伸び悩むことがあるかもしれません。少し距離を置くのもアリだなと思いました。ただし、しばらく使ってないとあっという間にスキルが落ちるのは「あるある」です。距離を置いている間、少しだけ触れる機会をつくり、また近いうちにがっつりとその言語に浸かるといいのかもしれません。別の言い方をすれば、浸かりすぎは疲れてしまうので、少し休憩を取る、または浸かる濃度を下げてみる。ただしその「距離を置く」または「休憩を取る」期間はあまり長くない方がいいと思います。私の場合は日本滞在中の約2週間でした。もちろん、すべての人に当てはまるわけではないと思いますので、いろいろな勉強法を試すのが好きな方は試してみてもいいかもしれません。もし、同じ効果を感じた方がいらしたら、是非教えてくださいね!

実際、この距離を置く期間がなくても時期的に伸びていたかもしれませんが、私の場合、パートナーとのコミュニケーションは基本英語。日本では家族といる時や外出先などではもちろん日本語使用。2週間ぶりにスウェーデンに戻ったら、さらには約1か月ぶりに語学学校に戻ったら、、、私が想像していたのは私のスウェーデン語力が落ちてしまっていることでした。ところがこの不思議な効果があって、スウェーデン語学習のモチベーションが上がったことを覚えています。

定期試験の結果と出席率が全国試験受験のチャンスを左右する?

あっという間に1月が終わり、2月に入りました。クラスメイトとの意思疎通もほとんどできるようになっていました。先生は難しい言葉を使いますが、クラスメイト同士だとお互い限られたボキャブラリーしか使えないので、お互いを理解しやすかったのです。また、教科書の各章ごとの勉強方法も定着していき、定期テストでも合格ラインをキープできるようになっていました。

この章では、定期テストで合格ラインを常に取るために、私がした勉強法を共有します。70%以上の正解率が合格ライン。私は初回のテスト以外はいつも98%でした。私が取れるなら、みなさんも取れる合格ラインだと思います。SFI はスウェーデン語、基礎の基礎であることを思い出して自信を守ってくださいね。

ちなみに前回の投稿を読まれた方は、「定期テストの結果が全国試験を受けられるチャンスに影響」する、また「私よりも長期間学校を休んでいたクラスメイトは戻ってから別のクラスに移されていました」というお話しを覚えていますか?この別のクラスに移された生徒は私よりスピーキングやヒアリングのスキルが達者なのに、全国試験を同じタイミングで受けることはできませんでした。また、私より前からコース D にいる生徒も合格ラインを取れていなかったのか、また休みも多かったせいか、全国試験を受けるチャンスは与えられませんでした。この生徒は6年以上スウェーデンに住んでいます。

現在 SFI を修了することを目指している方、定期テストと出席率、意識されることをおすすめします。

定期テストの試験対策:

  • テキスト本文を繰り返し読む
  • 授業や宿題で行った文法問題を再度解き、自分が苦手な文法や単語を確認する
  • ライティングの練習をする
  • 授業や宿題で練習した分を繰り返す

私が使用した教科書は、レンタルで書き込み不可でした。そのため、いつも各章ごとに1冊ずつ、A4の印刷用紙を折ってホチキス留めした冊子を自作の勉強本のようにして使用していました。

A4の印刷用紙で自作した勉強ノート

その冊子の内容ですが、最初に章のはじめにある本文を書き、次に単語。個人的には動詞、名詞、その他(形容詞&副詞&前置詞など)と品詞ごとに書き分けるのが学びやすかったです。その後の残ったページには、文法冊子でつまずいた箇所や覚えにくい表現をメモ書きしていました。

定期テスト前に教科書を読み返すクラスメイトが多くいましたが、私は書き込みもできない教科書だけを見ても復習にならなかったので、自作の冊子がおおいに役立ちました。もちろんノートでもいいのですが、印刷用紙だと綺麗に書けなくても気にせず、折れてもどうでもいいと思えたので繰り返しの学習そのものに集中できてよかったです。

初めは試行錯誤。ルーズリーフを使用したこともありましたが、結局、この章でも自作ノートを作って勉強し直しました。
各章の読み物で、品詞に関係なく出てきた順に単語をリスト化すると見づらいと感じました。
品詞別に単語リストを作った方が早く覚えられました。変化形も大事なので書いていました。
形容詞や比較級も項目を設けて記載。
文法問題の苦手箇所も復習できるようにしていました。

定期テストの内容

  • リーディング
  • 文法
  • リスニング
  • ライティング

定期テストは、リーディング、文法、リスニング、そしてライティングです。リーディング文法は、授業中に行った文法エクササイズを復習すれば難しくありません。リスニングは各テスト回によって、話者が話すスピードがすごく早かったりすることもあって毎回サプライズな感じのテストでした。買い物後のお客さんと店員さんの電話での会話や、ご近所さんとの会話、旅行の計画を立てる夫婦の会話など、さまざまなシチュエーションがありました。ライティングは、教科書本文の要約か、フォーマルまたはインフォーマルなメールを書くことでした。

先生と面談、そして全国試験への招待

3月に入って早々、クラス全員が先生と一対一の面談を受けました。このコースの後どんな計画をしているのか(次のレベルの語学学校を目指しているのかなど)、また定期テストや日々の学習の手応えはどうか、そして自分が全国試験を受けられるのかどうかなどを話しました。そこで私は最初、先生が何言っているのか分からなかったのですが、話を聞きすすめていると「おや?私は全国試験を受けられるのか?3月?」と思い、「私は全国試験を受けるのですか?」と聞くと「そうですよ、3月17日と18日ね」と先生が言い「おぉ!さっき言っていた17日と18日とはこのこおとだったのか」と理解したわけです(はい、私のスウェーデン語はまだそんなレベルなのです)。

「え?待てよ、3月14日(金)に定期テスト、17日(月)&18日(火)に全国試験?!しかも2週間しかないじゃん!!」と焦りながらも、どんな試験対策をしたらいいか考えました。

全国試験の試験対策

  • 教科書を読み直し、オンラインで聞ける音声と一緒に音読
  • まだ分からない単語やフレーズをピックアップして集中的に覚える
  • ライティングの練習
  • スピーキングの練習

これまでやってきた教科書の各章の復習と、私がクラスに入る前にみんなが勉強した章の勉強をするのが手っ取り早いと思いました。教科書にフォーカスした理由は、読書の宿題で出たコース D レベルの本でも教科書にあった単語が頻出していたためです。教科書にある単語や表現、文法レベルが理解できればテストもきっと大丈夫だろうと考えました。また昨年末に卒業したクラスメイトの会話力や授業中の練習からして、スピーキングでもあまり高度なレベル(発言内容)は要求されないことも予想できました。

勉強したかった全ての章は網羅できませんでしたが、各章でも被っている単語があったので、「網羅できなくても大丈夫!」とできるだけストレスを溜めないように心がけました。

ライティングは、友人や同僚向けのメール(フォーマルレター)と、コミューンや慈善団体へのメール(インフォーマルレター)の2種類を書くことは伝えられていて、これまでの授業でも練習してきたので基本的な型を復習。どんな表現で始めて、構成をどうして、どんな表現でシメるか。テーマは、教科書にあった各テーマのいずれかになるはずだったので、教科書の勉強をしていれば語彙に困ることはないだろうと考えました。

スピーキングもテーマは教科書と同じで、そこからやや発展した内容になることもあるので、関連する語彙やそれぞれのテーマで自分はどんなことを発言したいかなどを準備しました。

全国試験の内容

  • リーディング×2
  • リスニング
  • ライティング×2
  • スピーキング(個人&対話)

試験は2日間。1日目は、8:30~14:40の間でリーディング、リスニング、ライティングが行われました。リーディングとライティングは2部構成でした。各試験の間にはトイレ休憩やランチ休憩があったのでトイレや空腹の心配なく試験に集中できました。2日目は、スピーキングのみでした。

リーディングリスニングが少々やっかいで、授業で習わなかった内容や単語が出てきました。ただ、これも教科書の内容が「分かる」というレベルになっていれば、多少わからない単語に遭遇しても推測などで乗り切れたりすると思います。

2日目のスピーキングは、2名の先生(普段自分のクラス担当ではない先生)が試験官となります。まずは自分1人で試験官のいる部屋へ入り、自己紹介をしました。その後、試験官が提示したテーマについて話しました。問題文が書かれた用紙を見せられます。私の場合は、

  • 「祝日や文化的行事について話してください。」

という内容が書かれていました。所要時間は大体10~15分くらい。正確な問題文は覚えていませんが、högtidsdag (祝祭日) と bruka (よく~する) という単語が含まれていました。högtidsdag (祝祭日) という単語は馴染みがなく、bruka (よく~する) も自分が知っている表現と異なる使い方で、問題文の理解に自信がなく冷や汗ものでした。どちらの単語も知っている方には簡単な試験だと思います。

ここで少し言い訳ですが笑、私は「祝う」を意味する fira、「休み」を意味する ferie、semester や「休日/週末」を意味する helgdag は知っていたものの、högtidsdag の意味が覚えきれてなかったのです。また、bruka を「よく~していた」と日本にいたときの過去の習慣を話す際に多様していたものの、現在形で文化について「習慣的によく~する」という表現ができることが、すっかり頭から飛んでいました。

勘違いした理解でダラダラと話したくなかったので、マイナスポイントになること承知で「この問題の意味は理解しているつもりですが、別の表現で説明していただけますか?」と試験官に聞きました。そうすると試験官は、「例えばクリスマスやイースターにどんなことするかという質問です」と言ってくれました。この辺はどう評価に響くか分かりませんが、少なくともデンマークの語学学校ではOKな聞き方だったので、その手段を取ることにしたのです。「意味を教えてください」ではなく「他の表現で」と聞くのが良しとされていたのです。ですが、この辺りの判断は100%なことが言えないので、あくまで参考にしていただき、あとは自己判断でお願いいたします。

さて、その個人試験が終了後、もう1人の生徒と一緒に試験官が提示したテーマについてディスカッションしました。私たちはご近所さんについてでした。

  • ご近所さんとコミュニケーションとりますか?
  • 必要な時はご近所さんに助けを求めることができますか?
  • 母国ではご近所さんとの繋がりはどんな感じですか?

自分の意見が言えたり、自分が置かれている状況を説明できるようになることも求められていますが、ディスカッションなので、もう1人の生徒の話を聞き取ったり、「賛成です、なぜなら・・・」「反対です、なぜなら・・・」など言えることも求められているようです。こちらの所要時間は20分くらいでした。

結果はどうであれ、ついにストレスフルな2週間の試験勉強期間が終了し、クラスメイトと私は最高の気分でした。

結果&修了

試験を受けた週の木曜日が結果発表でした。

今回受験したクラスメイトと私、全員合格しました!各自、借りていた教科書を返却し、先生にありがとうとさようならを言って教室をあとにしました。今回受験をしなかったクラスメイトもおめでとうと言ってくれました。普段ハグなんてしたことのなかったクラスメイトとハグをしてお別れしました。

今後は?

これからもスウェーデン語学習の旅は続くのですが、私はひとまず自宅学習と言語カフェでの会話練習を頑張ることにしました。

SFI 卒業後の進路は人それぞれ。就職を念頭においた、スウェーデン語とキッチンの仕事を学ぶ「Kombinationsutbildning / コンビネーション教育」に申し込む予定の人もいれば、最短で企業でのインターンシップ、さらには就職も目指す教育「Korta vägen / ショートルート」プログラムを受けたいと言っている人、またこのまま SFI の先のスウェーデン語コースに進む人など、それぞれでした。成人教育プログラムには、さまざまなコースがありますが、受講資格はスウェーデン語レベルや、母国で受けた教育レベルによっても異なってきます。

私は、できるだけスウェーデン語を自分が学びたいテーマからマイペースで学習して、就職を目指したいと思っています。ただ、スウェーデン人でさえ就職が難しい昨今、ましてや大都市ではなく小さな町に住んでいる私の状況は、かなり厳しい就活となっています。ただでさえ私は自己アピールが苦手なので日本でも毎度苦戦していました。さて、この先どうなるでしょうか。。。

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。SFI で勉強している方、これから勉強しようとしている方の、少しでも役に立てれば幸いです。語学学習は孤独を感じることもあるかと思いますが、一緒にスウェーデン語、頑張りましょうね!!

タイトルとURLをコピーしました